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たまにしか観察することのできない日食。前々から楽しみに準備できれば一番ですが、「忙しくて気づかなかった!」と前日や当日のニュースを見て知る…なんてこともありますよね?
今回の私はまさにそれでした・・・しかも日食撮影には前回の記事でご紹介したように、NDフィルターが必要だったりと、必要な機材が用意できていなかったので、かなり焦りました。。
同じような方がもしこのページを見てくださっていたら、「まだ日食を楽しむ方法がある」という情報を共有できればうれしいです。
とっても簡単な方法なので、あきらめず、ぜひ日食を楽しんでくさいね♪
サングラス・NDフィルターなしで日食を観察する方法
太陽を観察するには専用のサングラス、撮影するには専用のNDフィルターが必要です。
これなしで観察しようとすると、失明の危険やカメラの故障につながるので、絶対に行わないでください
(詳しくは前回の記事を読んでみてください。)
でも、この記事では、家にあるものでできる、サングラス・NDフィルターなしで日食を観察する方法をご紹介します♪
1. 段ボールに穴を作る
使ったのはシリアルバーが入っていた小さな箱。光を遮ることのできる箱なら、どんなものでもOKだと思います。
最初に右側の方に小さな四角い穴を開けました。穴は結構小さめに開けると◎です。
その後、左側にも観察用の穴を作ります。今回は箱についていた穴を利用することにしました。
目で覗くには十分な大きさですが、カメラのレンズを入れるには小さすぎるので、カメラも使う場合はレンズが入る大きさに箱をカットしてください。
2. 穴の上にアルミホイルを貼り、つまようじで小さな穴をあける
四角い穴の上にアルミホイルを貼ります。アルミホイルが穴を覆うように、セロハンテープでつければOKです。
その後、アルミホイルに本当に小さな穴を開けます。
これだけで箱の準備は完了!
外に行って、太陽を観察してみましょう。
太陽を観察する方法
太陽を背にして、太陽の光がアルミホイルに当たるようにする
外に出たら、太陽の光が当たる場所を見つけ、太陽を背にして立ちます。
そして、箱のアルミホイルの部分に太陽の光が当たるように箱を持ちましょう。
観察用の穴からのぞき込んでみると、太陽の光が箱のなかに届いています!
アップにするとこんな感じ。
ちゃんと太陽の欠けた輪郭を見ることができました!
カメラで撮るため、観察用の穴をかなり大きくしてしまったので、箱の中が明るくなってしまいましたが、
箱の中をきちんと暗くすると、ピンホールカメラと同じく雲など別のものも写り込むこともあるようです。
ピンホールカメラと同じ原理なので、像が上下反転して写るので、そのまま写真として使いたい場合は、後で上下を反転させてくださいね。
段ボールの板だけでもOK
今回は見えやすいように箱を使ったやり方をご紹介しましたが、段ボールの板で作ったものでも同じように観察できるようです。
夫がこのやり方で観察できたので、私にも教えてくれたのですが、その時のやり方をここでご紹介しておきます。
段ボールに穴を開け、穴を開けたアルミホイルを張り付ける
箱を使ったものと同じように、段ボールの板に穴を作り、その上からアルミホイルを貼りつけます。
アルミホイルにも小さな穴を開けておきましょう。
箱ではないので、観察用の穴は作らなくてOKです。
像を壁や床に当てて観察する
アルミホイルを通った太陽の光が、壁や床など見やすい場所に当たるように移動してください。
きちんと太陽からの直射日光がアルミホイルの小さな穴を通っていれば、太陽の輪郭を観察することができます。
家にあるもので日食観察を楽しむ♪
「道具がない!」と焦ってしまう場面でも、段ボールとアルミホイル、セロハンテープさえあれば、日食観察は楽しめます♪
子どもでも簡単につくれるものなので、ご家族で楽しむのもいいですね!
次の日本で日食が見られるのは、以下の日程のようです。
2019年01月06日 部分日食 (部分日食)
2030年06月01日 金環日食 (中心食)
かなり稀な機会なので、ぜひチャンスがあれば、観察してみてくださいね!