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イメージセンサーの汚れが気になる・・・
9月で使い始めてから1年になる愛用のカメラ、X-A1。
オールドレンズと外で付け替えたりする機会も多く、センサーの汚れが気になってきたので、センサークリーニングを考えていました。
上の画像を見ると、赤丸内にポツポツと黒い点が写り込んでいて、レンズ内のホコリよりも多そうなので、おそらくセンサーの汚れではないかと思ったんです。
でも、カナダだとFujifilmはどこにあるのか?カメラ屋さんってあるの??と調べるのが少し面倒だったのと、
メーカーに出すと2万円前後費用がかかるとの情報を読んだので、自己責任でセルフでクリーニングにチャレンジしてみることにしました!
セルフのセンサークリーニングは自己責任で!!
メーカーに出すと結構なお金がかかるセンサークリーニングですが、それだけ画質に直に影響する重要で繊細な部分ということが分かります。
センサークリーニングを自分ですると、故障した際に保証が適用されないなどのケースになる場合もあるようなので、試してみたい方は、あくまでも自己責任でお願いします。
私は元々X-A1は2万円ほどで購入したので、「カメラを買いなおしても同じ金額だから」ということもあり、自分で清掃してみることにしました。
センサーの汚れをチェック!
※予想以上に汚れていたので、苦手な方は読み飛ばしてください。
大丈夫な方は、そのまま下へ↓
写真を見て、自分でも「ひぇーーー」とかなり引いてしまいました・・・・
右下の大きな汚れは、洋服から出てくるような細いホコリ。この後ブロアーを使うとすぐに取れました。
他の小さな点々がブロアーでも取れないホコリや汚れ。
不慣れなレンズ交換で指がすべり、「センサーを触った?かすった?」と思ったこともあったので、指紋などの油汚れもあるかもしれません・・・
この汚れが最終的にどこまで綺麗になったのか、お楽しみに♪
準備したもの
センサークリーニングの種類には、乾式・湿式と2種類あるようですが、今回は低価格で手に入りやすく、脂汚れがあったとしても落ちやすそうな湿式を試すことにしました。
用意したのは、
・99% イソプロピルアルコール (無水エタノールの代用)
・使い捨てセンサースワブ
センサースワブには色々な種類がありますが、私が購入したのはNEEWERというメーカーのものです。安かったので選んだのですが、AmazonではXCSOURCEやVSGOというメーカーのものがレビューも多く人気のようでした。

私が購入したものはこんなパッケージの中に、

こんな棒が入っていました。先にシルボン紙のようなホコリがつきにくい紙がついています。APS-Cのセンサーサイズ用なので、X-A1のセンサーにピッタリなサイズでした。
アルコールはすぐに蒸発する無水エタノールを用意してください。
カナダでは薬局でエタノールを購入できなかったので、一番近そうな99%のイソプロピルアルコールを購入しました。
クリーニングスワブが¥899で、アルコールが$10だったので、合計で¥2,000弱でクリーニングの材料が揃いました。
ちなみに、おそらく湿式よりリスクが少なそうな乾式のクリーニングは、こんなクリーニングキットを使うこともできるようです。
センサークリーニング前の準備
カメラ機能のセンサークリーニングをしておく
電源をOFFにしたときに、「センサークリーニング中」と表示されるのを見たことはありませんか?
これはカメラ内で振動を起こして、自動でセンサーについたホコリを落としてくれる仕組み。自分でセンサークリーニングを始める前に、自動で落とせるホコリはカメラに落としてもらいましょう。
電源をOFFにしてもセンサークリーニングが始まらない場合は、メニューからセンサークリーニングを手動で行えるかチェックしてみてください。
ブロアーでほこりを落としておく
クリーニングをする前に、ブロアーで取れるホコリは取っておきます。
ホコリが多く残っていると、ホコリがただ移動するだけになったり、何度もクリーニングを繰り返さなくてはいけなくなってしまうかもしれません。
カメラを下に向け、センサー部分に下からブロアーの風を送り、ホコリを飛ばします。
ブロアーを使った後はしばらくホコリが舞うので、別のホコリの少ない部屋に移動するか、ホコリがおさまるまで待ってからクリーニングを始めた方がベターです。
できるだけホコリの少ない部屋・状態でクリーニングをしてください。
一眼レフの場合:満充電状態・センサークリーニングモードに
X-A1はミラーレス機なので、この手順は必要なかったのですが、一眼レフの場合センサー前にあるミラーを上げる手順が必要になります。
メニューから「センサークリーニング」という項目で、「手作業でクリーニング」を選択してください。機種によっては違う文面もあると思いますが、ミラーが上がりっぱなしの状態になればOKです。
センサーの前にあるミラーを上げるためには、通電した状態を維持していないといけないそう。バッテリーがなくなってしまうとミラーが勝手に降りてきてしまうので、充電を満タンにしてからクリーニングを始めるようにしてください。
センサークリーニングのやり方
1. 無水エタノールで湿らせる
まず、センサースワブを無水エタノールで湿らせます。
この時、つけすぎるとセンサーに水分が蒸発した後がついてしまうので、多すぎず少なすぎずの量を取るのがポイントです。
浸すだけだと水分量を調整するのが難しかったので、シルボン紙に少し移し取ると簡単になると思います。
私はシルボン紙が無かったので、何度か試してコツをつかみました。
量の調整には、試しにレンズやフィルターを拭いてみると良いと思います。どのくらいつければ、どのくらいの速さで乾くのかも様子を見て慣れることができます。
レンズも綺麗になるし、一石二鳥かも?
私は身近に使えるものが無かったので使わなかったのですが、「ハンドラップ」という液体を適量吸い上げてくれる器具を使うと便利そうです。
趣味でネイルもするのですが、ネイルのディスペンサーと同じ感じかな?と思います。
除光液用のディスペンサーなら100均でも見かけたことがあるので、とりあえずどんなものか使ってみようという時には、そちらを試してみても良いかもしれません。
2. 左→右に一拭きする
無水エタノールでスワブを湿らせたら、センサーの左から右に一方向に一拭きします。
説明書によると、センサーとスワブの角度が60°になるようにすると良いそう。
往復にすると摩擦が生じてセンサーを傷つけかねないので、必ず一拭き!を守ってください。
3. スワブを裏返して、右→左に一拭きする
このステップは必ずしも必要ではないのですが、センサーに無水エタノールが多くつきすぎたときや、ごみが多くてもう一度拭きたい時にやってみました。
スワブは使っていない方の面をセンサー側にして、エタノールが揮発しやすいように反対方向に一拭きしました。
2のステップで綺麗になっていれば、このステップは飛ばしてしまっても良いと思います。
4. 1-3のステップを繰り返す
1回目
まだ小さな点々はありますが、最初よりはかなり減った印象。
でも、画像に影響しそうなくらいの数はあるので、もう少し綺麗にしたいところ。
2回目
コツを掴んだのか、汚れが落ちやすくなったのか、2回目で気になるホコリはほとんど綺麗になりました!
大きめの汚れが残っているので、落ちるかどうかもう一度試してみることに。
3回目
先ほど残っていた汚れはやっぱり取れずに残っていました。
同じ場所にあるので、おそらくセンサーではなく、レンズのホコリや汚れではないかということで今回は終了。センサー自体はかなり綺麗になりました!
センサークリーニングの注意点!
無水エタノールのつけすぎは跡が残る
無水エタノールの量については、前に書いた通りですが、つけすぎるとどうなるかもご紹介しておきます。
拭きとれず素早く乾かなかったエタノールが角に溜まり、水跡に・・・
せっかくクリーニングしても画像に影響してしまう跡がつくと本末転倒なので、エタノールの量は練習して適量を使うようにしてみてください。
ブロアーで乾かしても跡が残る
「早く乾かした方がいいんじゃない?」と思ってしてしまった間違い。
エタノールで拭いた後ブロアーで乾かすと、エタノールが端から綺麗に揮発せず点状に水跡が残っていまいます。
ブロアーを使うのは、クリーニングの前だけにしておきましょう。
ローパスフィルターレスは更に丁寧に!
X-A1はセンサーの前に「ローパスフィルター」というフィルターが付いている機種。
なので、センサークリーニングといっても、実はそのフィルターの上を拭いていたことになります。
機種によって、このフィルターがない「ローパスフィルターレス」というタイプもあって、
フィルターがないということは、センサーを直に拭くことになるので、クリーニングの際はさらに丁重に作業することをおすすめします。
不安な場合は、メーカーにクリーニングに出したり、乾式のクリーニングのみにするなど、リスクの少ない方法の方が良いと思います。
綺麗なセンサーで綺麗な写真を
中古で購入後、外でも頻繁にレンズの付け替えをするなどかなりハードに使ってきた我が家のX-A1。
センサーは引いてしまうくらい汚れていてかなり驚きましたが、初めてなのに予想以上に綺麗にクリーニングができてよかったです。
今回は無事にクリーニングができましたが、機種や状態によっては難しい場合もあると思います。
そんな時は無理せずに、メーカーに持っていくことをおすすめします。
私のように「カメラ本体より高くなっちゃう」「実験してもいいカメラがある」という方は、結構楽しかったので、ぜひ試してみてください♪