eBayで詐欺に遭いました!カメラを売るときの詐欺の見分け方・気を付けること まとめ

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ブログの更新が久しぶりになってしまいました。更新していない間にカメラのレビューや比較記事を書くために、新しいカメラを我が家にお迎えしたり、手元にあったカメラを新しい持ち主さんにお届けしたりしていました。

カメラを趣味としてしばらく続けていくと、「このカメラを買いたい!でも予算が・・・」ということもあると思います。
私もブログの記事を書くために多くのカメラに触ってみたいという思いもあり、最近は手持ちのカメラをeBayで販売してみたりしていました。

最初の何度かの取引は問題もなくスムーズにすすんだのですが、使い方に少し慣れた頃詐欺に遭ったので、その実際の流れや避ける方法をまとめてみたいと思います。これからカメラを売ろうかなと考えている方の役に立てば幸いです。

 

実際に遭ったeBayでの詐欺の流れ

  1. 即決価格ありのオークションにて商品を出品
  2. バイヤー(買い手)から、即決価格で買い取りたいと連絡がある
  3. eBayでの決済ができないからとPayPalでの決済が可能かを相談される
  4. PayPalでバイヤーに請求書を送る
  5. PayPalを名乗るメールアドレスから、支払い完了の通知が届く (少し違和感のあるメールアドレス)
  6. バイヤーから支払ったので発送してほしいと連絡がある
  7. PayPalシステムで支払い確認ができず、念のためPayPalに問い合わせ
  8. 支払い完了通知がやはり詐欺メールだったと発覚
  9. PayPalの請求書をキャンセル
  10. eBayから直接取引が規約に反しているのでペナルティを受ける可能性があると連絡がある
  11. eBayに問い合わせ
  12. 状況を考慮され、ペナルティはなしでOK、次回から気を付けるようにと言われる

 

詐欺の流れをざっとまとめてみましたが、まとめただけでも長いですね。。。

詐欺に遭ったのですが、実損が出る前に気づき対処して被害はなかったので、”騙されかけた”というのが正しいかもしれません。

eBayだけでなく、ヤフオクやメルカリなどオンラインで簡単に売買ができるシステムを利用するときにはこういう悪いことをたくらむ人がいるので注意しないといけませんね!

ここからは詐欺に遭わないために気を付けたいポイントや、私が”怪しい!”と感じられたことをまとめてみたいと思います。

 

 

こういう時は怪しい!詐欺の見分け方

 

 

1. システム外での直接取引を持ち掛けてくる

私の場合はeBayでしたが、ヤフオクやメルカリなど、それぞれのプラットフォーム内で売買が完結できるにもかかわらず、別の支払い方法や取引方法を持ち掛けてくる場合は要注意だと思います。

私の場合、eBay外での取引がeBayの規約に反するという理由から、騙されかけた側だとしても私のアカウントもペナルティを受ける可能性があるという連絡がきたりもしたので、被害者側の自分が損することにもなり得ます。

システム外での取引には応じないようにすることが、詐欺に遭わないための身の守りになると思います。

 

 

 

2. レビューや評価、買い物歴がない

詐欺を行う人は新しいアカウントを作りでターゲットを狙うのかなと思うのですが、私に連絡してきたバイヤーも、商品を掲載した前日にアカウントを作成している人でした。

eBayを使って販売し始めたばかりの私は、「このカメラが欲しくて買うためにアカウントを作ったのかな?」と思っていて、あまり気にしていませんでしたが、今なら「詐欺のためか・・・」と納得できます。

本当に新規でアカウントを作ったばかりで、誠実に商品を購入したいバイヤーさんもいると思うので、連絡を受けたときはやり取りで動機を見分ける必要があるかもしれませんね。

たくさん購入歴があったり、バイヤーとしての評価が高い人は、レビューや評価が0の人に比べて、安心感できそうですね。

 

 

3. 即決価格ですぐに購入したいと言う

私が出品したのは、即決価格ありのオークション形式だったのですが、「即決価格で購入したい、すぐに支払いが可能」との連絡が来ました。

売る側としてはできるだけ高い金額で早く売りたいと思っているものなので、「そういうことなら」とOKしました。ここで「この人は騙せるな」と思われたのかな?と後になって思います。

その後の連絡では、発送料金について聞いてもお金に糸目はつけないような返答が返ってくるし、10万円を超える高額商品にもかかわらず「傷の具合は気にしない」などざっくりとした答えがあったりで、「すっごくお金持ちなのかな??でも送料を入れたら新品と値段が変わらないんじゃ・・・?」と思い、この辺から少しあやしさを感じ始めました。

 

4. メールアドレスが公式のものと違う

これが「怪しい!」と思った一番の出来事なのですが、実際にPayPalで請求書を作り送った後に、支払い完了通知が「paypal.service@fundtransfer.co.cc」というメールアドレスから送られてきました。

PayPalという文字列が入っていて、明らかなスパムメールよりは違和感の少ないアドレスですが、「.com」で終わっていないことに疑問を感じました。いつものPayPalなら「@paypal.com」で終わるアドレスからメールが来ることを知っていたので良かったなと思います。

もしかしたらフィッシング詐欺かな?と思い、念のためPayPalのシステム上で入金を確認したところ、普通なら保留されている状態でも入金額が確認できるはずなのに、それすらも確認できず残高はなにも変わっていませんでした。

バイヤーに連絡すると「PayPalのシステムに発送したときの追跡番号を登録すると保留分がきちんと支払われる」と言われました。

これは「結構怪しいな・・・でも本当のお客様だったら商品発送が遅れるのも悪いし・・・」と考えた結果、とりあえずCanada Post(郵便局)で発送用のラベルを作成すると追跡番号も同時に作成されるので、発送はせず追跡番号だけをバイヤーに知らせて待ってみることに。

その後1日待ってもPayPalへの入金は確認できず。
メッセージの返信はすぐ来るのに入金は全然こないということで、いよいよ怪しいと思ったので、最後に確認のためPayPalに入金通知が送られてきたメールアドレスを伝えると、「PayPalではpaypal.comしか使っていません」との回答が。

通知で来るメールアドレスが、利用しているシステムからいつも来ているものと一緒かどうか照らし合わせて確認することで詐欺の未然防止につながるんだなと思いました。

違和感のあるときは「大丈夫」と決めつけずに、今までのメールアドレスと比較したり、センターに問い合わせをしてみてくださいね!

 

5. 理由もなく発送を急かす・発送について何度も確認する

最初に支払いができていないことについてバイヤーに連絡したときも「追跡番号を登録すれば大丈夫なので、送ったら連絡をください」、再度支払いがないと催促した後も「もう荷物は送りましたか?」と聞かれました。

【発送は入金が確認できてから】という自分の中でのルールがあったので、急かされても発送しなくて本当に良かったと思います。

PayPalに問い合わせた後詐欺だと確信し連絡を絶っていたところ、更に発送を急かされたので「メールアドレスは詐欺だと言われました。入金がない限り発送はしません」と返答してみました。

どんな反応が返ってくるか興味本位だったのですが、驚いたことに「追跡番号を入力すれば支払われるから大丈夫です。」の一点張り!!
バレてるのにまだ嘘続けるの?って思いましたが、ここまでの図々しさに「詐欺師ってメンタル強っ!!!」と少し感心してしまいました。

 

6.  システムに慣れていない初心者に連絡してくる

これは私の推測ですが、私が狙われた原因は、恐らくeBayでの販売を始めたばかりで、レビューや評価が少ない初心者だったからだと思います。

そうした人たちは規約違反だったことを知らず直接取引に応じてしまった私のように、知識や経験が浅い人が多いので、ターゲットにされやすいんじゃないでしょうか?

特に取引を始めたばかりだと流れも分かりにくいので、各プラットフォームに用意されているチュートリアルやマニュアルをしっかり確認することをお勧めします。

eBayには詐欺に注意するための項目リストなども用意されていたので、「先に分かるように教えてほしかったー!」と思いました。

自分が出品しようとしているシステムにそういったリストや注意書きがないか調べてみてくださいね。

 

 

詐欺に遭った後にすること!

1. 詐欺を報告

eBay やPayPalなどには詐欺を報告できるシステムが備えられています。PayPalの場合は「spoof@paypal.com」にメールを転送することで詐欺を報告することができます。

eBay では報告ページをすぐに見つけられなかったため、規約違反について連絡を取った際に詐欺について報告方法を聞いてみましたが、「eBay 上でのすべてのやり取りはチェックすることができるので、どのユーザーがどんなことをしたかは既に把握できている」との回答でした。

eBayからとくに連絡が来ていない場合は、念のためeBayに問い合わせをしてみるといいかもしれませんね。

2. 支払いや保障について確認・手続き

今回の場合は発送前に気づいたので大丈夫でしたが、場合によっては発送してしまい、「実際に品物を盗られてしまった!」ということもあると思います。そんな時はカスタマーサービスにすぐに相談して、売り手側に保障があるのか、どんな手続きが必要なのかを確認しましょう。

私は追跡番号を入手するために郵便局のラベルを作ったので、その時に発生した送料についてキャンセル依頼を出し、無事に戻ってきました。

売買の手続きが進むほど、被害後の手続きが増えてしまうので、相手をよく見極めてから進めていくことをおすすめします。

 

3. アカウントのパスワードを変更

詐欺とは気づいていない段階のやり取りで、メールアドレスなどの個人情報を教えてしまった場合には、アカウント情報を変更してください。

PayPalからの連絡では、パスワードを変更することを推奨されました。

私はPayPal支払いにメールアドレスが必要だと言われメールアドレスを教えていたので、アカウントのメールアドレスやID、パスワードも念のためすべて新しいものに変更しました。

 

詐欺に遭わないように十分注意してから取引を

オンラインでのやり取りは手軽な分、顔も声も分からないので相手の動機を見極めるのは難しいものです。

レビューや評価、購入前のコンタクトなどで十分に大丈夫かどうか確認して、取引をされることをおすすめします。

ぜひ各プラットフォームで詐欺についての注意事項を探して目を通してみてくださいね!