フォーカスピーキングでピント合わせも上達!X-A1でマニュアルフォーカスを使いこなす方法

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オールドレンズはオートフォーカスが使えない!

前回の記事でも書きましたが、
味わいのある写真が楽しめるオールドレンズには、
”焦点を合わせる”という、初心者には難しい壁が。
https://pic-sta.net/2016/12/27/helios-photos/

フォーカスを合わせるのは、きれいな写真を撮るうえで外せない基本的な部分。
でも、オールドレンズでは基本的にオートフォーカスが使えないので、自分でピントを調整するマニュアルフォーカスで撮影しないといけません。

基本的にと言ったのは、以前の記事でも紹介した、本体とレンズをつなぐ”アダプター”に、
オールドレンズでもオートフォーカス(AF)が使える機能を持ったハイテクなものがあるからです!


(これはSonyのEマウントとライカMマウントのアダプター)

手軽にオールドレンズを楽しめそうでうらやましいですが、気軽に払える値段ではない(4万円以上)ので、
当分マニュアルフォーカスを頑張って練習して行きたいと思います。

X-A1のレンズキットについていた純正レンズにはオートフォーカス機能があるので、
今のところ、パパッと撮りたいときはキットレンズ、ゆっくり撮れる時はオールドレンズと使い分けています。

 

マニュアルフォーカスのピント合わせは難しい・・・

 

マニュアルフォーカスのネックは、
ピント合わせに時間がかかることと、ピントを合わせるのが難しいこと。

特にカメラの小さい液晶ではピントが合っているように見えても、
後でパソコンの画面で確認すると、上の写真のようにボケボケだったりすることも!

前回もピントが合ってなくて残念な写真を撮ってしまったので、
マニュアルフォーカスのピントの合わせ方を調べてみました!

 

マニュアルフォーカスの味方!フォーカスピーキング

ピント合わせに使える機能を調べたら、”フォーカスピーキング”というものがありました!
フォーカスピーキングとは、マニュアルフォーカスを使った時に、焦点の合っている場所を色を付けて教えてくれる機能。
ピントが合っている部分が、画面の中で縁取りされて見えるので、どの部分にピントが合っているのかわかりやすくなります。


上のはPowerShot SX700 HSのフォーカスピーキング時の写真。
ビューラーのシルバーの部分が、黄色くなっているのがフォーカスピーキングです。

機種によってさまざまですが、X-A1は黒、PowerShot SX700 HSはレッド・イエロー・ブルーから選べました。
ピーキングの強さを選べたりもするので、好みで設定すると良いと思います。

 

フォーカスピーキングの設定方法

  1. X-A1の”MENU”のボタンから設定に入り、
    MFアシストを選びます。

  1. フォーカスピーキングを選んで、強・弱を選択。

初心者の私は ”強” の方が見やすかったので、”強” に設定してあります。

 

フォーカスピーキングを使ってみよう!

フォーカスピーキングを設定後、マニュアルフォーカス(MF)にすると、
画面内でピントの合っている部分が黒く縁どられて表示されます。

上の画像では「分かるようなわからないような・・・」だと思うので、
ズームでピントを合わせたい部分に寄ってチェックしてみます。

 

”サブコマンドダイアル”でズームしてチェック

X-A1の黒いダイアル(上の画像の指が押している部分)”サブコマンドダイアル”は、
実はボタンのように押せます。

マニュアルフォーカス中に、このダイアルをポチっと押してみてください。

するとこんな風に、ズームインして拡大表示されます。

 

ここから輪郭が黒くなるように、フォーカスリングでピントを調整していきます。
上の画像だと、ワイヤーフレームの白い部分が、黒いラインで縁どられています。
画像に写っているように、デジタルのフォーカスの距離を表示してくれる部分は反応しないので、
自分の目でフォーカスピーキングが一番強くなっているところに合わせます。

 

ズームアウトしてシャッターを切る

焦点を合わせたら、もう一度黒い”サブコマンドダイアル”を押して、全体の構図を確認します。
構図も大丈夫そうなら、シャッターを切って撮影しましょう。

 

完成!

フォーカスピーキングを使ったら、きちんとピントの合った写真になりました。

下がフォーカスピーキングなしの写真。
ピントが合ってなくてぼやぼやなんですが、カメラの液晶だと大丈夫そうに見えるから不思議です。
自分の目で見てもよく分からない時は特に、フォーカスピーキングがありがたいです。

 

 

フォーカスピーキングでピントもばっちり!

いかがでしたか?

まだまだ慣れないマニュアルフォーカスですが、
フォーカスピーキングを使って少しましな写真が撮れるようになってきました。

動物や子供など動く被写体の場合は全然ピント合わせをしている時間がないので、
動かない被写体をのんびり撮影できる時に楽しんでいます。

マニュアルフォーカスってちょっと手間がかかるけど、
写真の元々の楽しみ方ができるような気がして、これはこれで贅沢な感じが気に入っています。

MFでいい写真が取れたら、またアップしたいと思います。