オールドレンズはフジノンレンズに勝てる?料理写真で “XC16-50mmF3.5-5.6 OIS” と “Helios 44-2” を比較

この記事は広告を含む場合があります。

詳しくは広告についてをご覧ください

最近「フジノンレンズ」「料理写真」といったキーワードでこのブログにたどり着いてくださる方が多いようなので、今回は料理写真をアップしてみたいと思います。

オールドレンズのHelios 44-2についての記事も人気みたいで、X-A1のキットレンズのXC16-50mmF3.5-5.6 OISと、オールドレンズ Helios 44-2の写真を比較しながらご紹介します。

本当はフジノンレンズの方はズームレンズなので、望遠側(ズームにした状態)で料理写真を撮った方が、よく写るらしいのですが、まだまだ初心者で夕食前にバタバタ撮ったため、そのことをすっかり忘れてベストな写真ではなくなってしまいました。

レストランのきれいなメニューが撮れればよかったのですが、あいにくあまり外食する機会がなくて、家で作った照り焼きが被写体です(汗)

頑張って違いが分かるようにまとめてみたいと思うので、読んでいってくださると嬉しいです。

 

XC16-50mmF3.5-5.6 OISの写真の違い

いっぱい前置きをしてしまったので、まずはできるだけ同じ構図で撮影した写真を見てみてください。

どちらも色などの加工は一切なしで、JPEGで出した写真です。(似た構図になるように傾き修正・切り抜きはしています)

フジノンレンズ XC16-50mmF3.5-5.6 OIS オールドレンズ Helios 44-2
 

f3.5 1/60s ISO2500

 

f2.0 1/300s ISO2500

 

f3.5 1/42s ISO2500

 

f2.0 1/240s ISO2500

<特徴>
・コントラストがはっきりしている
・彩度が高く、色鮮やかに見える
・Heliosと比べ、照りがきれいに見える
 <特徴>
・コントラストが弱く、全体的にふんわりした印象
・彩度はフジノンレンズより低め
・f値を開放にすると、ボケやすくアートっぽく見える気がする

 

 

 

美味しそうに撮れるのは、フジノンレンズ XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

上の写真が少し小さめだったので、今度は一枚ずつコメントを入れていきたいと思います。


f3.5 1/60s ISO2500

 

富士フィルムの色のきれいさは料理でも健在!
こんなに色のない料理でも、プレートの色を鮮やかに見せてくれるだけで、不思議に実物よりも美味しそうに見える気がします。

あとはやっぱり、オートフォーカスが使えるので、さっとピントが合ってパッと撮れるところはポイントが高いです。
レストランなどでは、やっぱり早く撮って美味しいうちに食べたいですもんね。

XC16-50mmF3.5-5.6 OISは、開放のf値が3.5なので、Heliosほどボケは出すことができませんが、目で見た時のようなボケは若干出ていると思うので、個人的には全然気になりません。

周りに料理を並べておく場合など、すごくボケを出したい時にはHeliosの方が優位かもしれませんね。

f3.5 1/42s ISO2500

 

特に照りを意識したわけではないですが、違う角度からでも照り感がしっかり出ています。
暗い室内で撮るときは、f値に制限がある分、同じISOの場合シャッタースピードをHeliosより遅くしなければいけない可能性があるので、ある程度明るい場所での撮影に向いていると思います。

 

アーティスティックなのは、HELIOS 44-2


f2.0 1/300s ISO2500

 

Heliosはやっぱり彩度がフジノンレンズより低めなので、「美味しそう!」というより、味のある感じの写真になります。「なんかオシャレな雑誌にのってそう?」な雰囲気??

 


f2.0 1/240s ISO2500

 

f2.0の開放にするとシャープさは欠けますが、面白いほどボケてくれるので、
「とにかくボケを楽しみたい!」という時にはHeliosが良さそうです。

今回の料理写真ではHelios特有の”ぐるぐるボケ”は気になりませんでした。
ぐるぐるボケについて詳しくは、下の記事を見てみてください。
オールドレンズで雰囲気のある写真が撮れるらしい!

あとは、f値で明るくできる分、シャッタースピードをかなり上げることができます。
でも、フジノンレンズにはある手ブレ補正がないので、暗い室内でブレが心配な時は三脚を用意したほうが良いかもしれません。

今回の写真は少し暗めの室内でしたが、ブレは全然起こりませんでした。

 

 

料理写真なら、フジノンレンズ XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

完全に独断になってしまいますが、私だったら料理写真はフジノンレンズの XC16-50mmF3.5-5.6 OISで撮りたいなと思います。やっぱり色鮮やかに写ること、コントラストとシャープさで料理の細かい所まで写ることが理由です。

Heliosは少し寒色系の色合いなので、冷たいドリンクなどを撮るとSNS映えする写真になりそうだなと思いました。

 

一つ注意点なのですが、今回比べながら撮影していた時、実はカメラのスクリーンでは「Heliosの方が写真写りいい!」と思っていたんです。なので、パソコンの大きな画面で写真を見た時、フジノンレンズの方が良かったので少し驚きました。

カメラの小さなスクリーンでは、細かい所まで見えなかったり印象が違ったりするので、もし比べながら撮影することがあれば、ほかのスクリーンで確認してみることをおすすめします。

 

この記事ではあまりレンズたちの本領を発揮できていない感じがするので、
もっといい料理写真が撮れたらアップしていきたいと思います!