100均アイテムで手ブレを軽減!手ブレ補正のないオールドレンズでの撮影に使えるツールを作ろう

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オールドレンズには手ブレ補正がない・・・

オールドレンズの撮影には、マニュアルフォーカスが必要なことを前に書きましたが、
今回は手ブレを解決する方法をご紹介したいと思います。

手ブレ補正って、初心者からするとどのカメラ・レンズにもあるような気がするんですが、
実はメーカーや機種によって、本体に手ブレ補正があるもの・レンズに手ブレ補正があるものと分かれていたりします。

レンズに手ブレ補正があるのは、手ブレ補正の技術ができてからなので、Helios 44-2のような古いものだとレンズには手ブレ補正がついていないんです。

本体とレンズ、どちらに手ブレ補正がついているかチェック!

 

上で少し書いたように、オールドレンズなど撮影で手ブレが気になる場合、
本体とレンズどちらに手ブレ補正がついているのか確認してみるのがおすすめです。

私の持っているX-A1は、本体には手ブレ補正がついていません。その代わりキットレンズの”フジノンレンズXC16-50mmF3.5-5.6 OIS”に光学式手ブレ補正機能がついています。
ということは、手ブレ補正のないレンズを使うと、手ブレなしの状態に・・・

明るい場所はシャッタースピードを早くすれば何とかなるのですが、
少し暗い所で撮ると、光が足りず手ブレがよく起きてしまいます。

三脚を毎回用意できれば良いのですが、ぱっと撮りたいときには面倒なことも。
そこで今回は、手軽に使える手ブレ補正を軽減するアイテムを作ってみました!

 

 

100均アイテムDIYで手ブレを軽減

今回紹介するのは、動画撮影などで使われているらしいテクニック。
動画撮影でブレを軽減させるために使われているのを知って、「普通の写真にも使えそう!」と思い試してみました。

 

完成図

 

作る前にどんなものかイメージしやすいように、先に完成図をお見せしちゃいます。
ただ、ヘアゴムをカラビナに通し、カラビナをパンツのベルト通しに取り付けただけ!
それをカメラに三脚のネジでつけておきます。

撮影しようと腕を伸ばすと、ゴムの張力のおかげでブレにくくなるという仕組みです。

では早速、作り方をご紹介していきますね。

 

 

用意するもの

 

  • ヘアゴム(長めのもの)
  • カラビナ(無くてもOK)
  • ネジ

 

1. ヘアゴムをベルト通しに通して、長さを決める

 

先ほどの完成図のようになるように、ゴムの長さを決めていきます。

まず、パンツのベルト通しにゴムを通し、輪にした状態でカメラを持ちます。
カメラを構えた時に、引っ張られている感覚のあるくらいの長さが◎。

私は低い位置で構えたときもOKなように、色々なアングルを試してから決めました。

 

 

身長や腕の長さなどによって変わると思いますが、私はまっすぐ伸ばして50cmくらいにしてみました。
実際は結んで輪にするので、その状態では25cm弱くらいかな?

カラビナが無い場合は、ベルト通しにゴムの輪を入れて、反対の輪をその中に通してもOK。
その時は、もう少しゴムの長さが必要になるかもしれません。

長さが決まったらゴムを切って、結んで輪を作ります。
カラビナを使う時は、ゴムにつけておきましょう。

 

 

2. ヘアゴムをネジでカメラにつける

 

次に、ヘアゴムをカメラにつけます。

ゴムの輪をカメラのネジ穴の側におき、

ネジをゴムを挟み込むようにつけます。

うちにあったのがクイックシュー(画像のような三脚に取り付けるタイプ)だったので、
それを使っていますが、他のカメラ用のネジでも大丈夫だと思います。
ゴムをはさんで固定するので、ネジのサイドに少し羽のような部分があると取り付けやすいかもしれません。
ネジ穴の口径は2種類あるようなので、お手持ちのカメラのネジ穴に合ったネジを使ってください。

 

 

3. カラビナをベルト通しにつける

 

出来上がったら、カラビナをベルト通しにつけて完成!
これで歩きながらでも撮りたいときに、手ブレしにくい写真がさっと撮れるようになります。

カラビナをつけたので、構えにくいときにはカラビナからさっとゴムを外せば、縛りがなくなりスムーズに撮れるので気に入っています。
かさばらないので、カメラバッグに忍ばせておいてもいいかもしれませんね。

 

作り終わったところで、実際どれくらい手ブレ軽減になるのか試してみました。

 

 

手ブレ軽減になる?!暗い部屋で実験してみた結果

 

手ブレ補正の効果が知りたかったので、部屋を暗くしてあえて手ブレそうな状況で撮影してみました。
使ったのは、手ブレ補正のない本体・X-A1+手ブレ補正のないレンズ・Helios 44-2のコンビです。
肉眼で下の写真くらい暗い部屋で撮影してみました。

 

 

 

手ブレ軽減ゴムなし

(f2.0, 1/10s, ISO 500で撮影)

 

解放のf値が2.0なので、ISOを上げなくても明るく映りました。
意外と手ブレが起きにくかったので、シャッタースピードを1/10sまで長くすると、手ブレが発生しました。

 

 

手ブレ軽減ゴムあり

(f2.0, 1/10s, ISO 500で撮影)

 

設定を変えずに、そのままゴムをつけて撮ってみると、手ブレが軽減しました!
f2.0なのでピントの合っている部分が少なくボヤっとした印象になってしまっていますが、
手ブレは明らかに良くなりました。

手ブレに効果があったことが嬉しくて、撮りながら思わず「おぉ!」と思いました。

 

 

 

ボディにもレンズにも手ブレ補正がないときに役立つかも!

 

すごく簡単に、しかもプチプラでできる”手ブレ軽減ゴム”ですが、
意外にも手ブレに効果はありそうです。

お手持ちのボディにもレンズにも手ブレ補正がなくて、手ブレに悩んでいる方は試してみるのも良いかもしれません。

私は、Helios 44-1を使う時は、手ブレ軽減ゴムを持ち歩こうかなと思いました♪