【写ルンです】がデジタルに!GIZMONのUtulendsでフィルム体験したら予想以上に良かった話。

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写ルンですのレンズ【Utulends】で、でデジタル写真を撮る

ファッションに興味のある女の子の間で、フィルムの使い捨てカメラ「写ルンです」人気が再燃していること、ご存知ですか?

フィルムならではの絵と、少しチープだけれど雰囲気の出るフラッシュが、コーディネートや日常のシーンを切り取った時にオシャレな写真になるのだとか。

どの場面でもそれなりにピントが合い、画角も32mmと使いやすいので、いつでも取り出して「パシャ」と撮れることも人気につながっていると思います。

そんな写ルンですのレンズだけをカメラにつけることができる、GIZMOの「Utulends」というものがあることを知り、入手してみて予想以上に気に入ったので撮った写真と一緒に感想をご紹介します!

Utulendsに入っているもの

 

Utulendsは黒い筒に入って届きました。今回は迷ったのですが、富士フィルムのセンサーで試してみたかったので、X-A1用にXF版を選択しました。

 

 

中には説明書とレンズ、アダプターと、保管用の袋、ねじを緩めるための金具が入っていました。。

 

Utulendsの取り付け方法

 

さっそくUtulendsを取り付けてみます。

まずはカメラにレンズアダプターを取り付けます。

 

普通のレンズみたいに、赤い丸を重ね合わせて、くるっと回すとカチャっとはまります。

 

 

 

次は、レンズアダプターにレンズを装着します。
Utulenlsは下のように周りがねじこめるようになっているので・・・

 

 

スクリューマウント式のレンズのように、そのままくるくると回すとはまります。

 

 

レンズが内側に突起しているので、マウントアダプターをつけても、すごくコンパクトです!

 

 

Utulendsを使ってみて感じたこと

意外とピントが合う

Utulendsはマニュアルフォーカスのレンズで、しかもフォーカスリングがないのでピントを合わせるときは取り付けた時のねじ部分を緩めたり閉めたりしてピントを合わせるようにと説明書にあったので、どれだけピントが合わないんだろう?と内心少し不安でした。

でも写ルンですが元々「1m~無限遠」でピントが合うように作られているため、すごく近くに寄って撮影する以外は、ピントに悩むことはありませんでした。

家の周りに咲いていた花を近づいてとってみましたが、これだけ寄っても4,5枚撮っているうちの一枚はこんな感じで見られる程度に撮れました。

カメラの方でフォーカスピーキングを使用すれば、ピントが合っているか分かるので思ったより撮影で苦労せず、ピントを考えずにパシャパシャ撮ることができて楽しかったです。

 

ハレーション、周辺減光が味わいがある

逆光でどれだけ耐えられるかをあえて撮影してみたのですが、どれも意外に良い仕上がりでビックリしました!

ハレーションも出るし、HDRが効いているわけでもないのですが、何もしなくても「バランスの取れた絵作り」になっているような印象を抱きました。

周辺減光のかかり方も、主張しすぎず常用使いできそうな感じ、でもノスタルジック感もちゃんと出ていて、個人的にはすごく好みです。

 

周辺が流れやすい

撮った写真はどれも気に入っているのですが、作品によっては気になりそうな部分もあったのでそちらもお伝えしておきます。

それは、周辺が流れやすいこと。
上の写真の下の方を見てみると分かりやすいと思うのですが、コンクリートに混じった小石が外側の方に流れていっているように見えます。

もしかしたらレンズごとに個体差があるかもしれないのですが、四隅までみっちり使ったり、視線を誘導させるラインを使ったりする構図を撮りたいときには、避けた方がいいかもしれないなと思いました。

私の場合は目に付いたものをパシャパシャと撮る用で、この周辺の流れや周辺減光、ハレーションも味だと思っているので、逆に面白い写真になって楽しんでいます。

 

 

Utulendsで実際に撮った写真(X70との比較)

 

最後に、UtulendsをX-A1に付けて撮った写真を載せておこうと思います。
センサーは少し違うのですが、同じ富士フィルムということで、比較するためにX70でも同じような構図で撮って比べてみました。
(画像の比率が違っていて、微妙に構図が違っています。すみません💦)

 

X70 Utulends

 

どの写真もなんとなくノスタルジックな雰囲気に仕上がって、それでいて普通に見るにも耐えうる感じで、このデジタルで撮ったのにふんわりする写真の仕上がりがくせになりそうです。

なにより、レンズが軽くてカメラを持ち歩くのがとっても楽なので、しばらくカバンに入れて遊んでみようと思っています。

 

Utulendsにぴったりだったワンタッチキャップ

最後に、レンズカバーがついてこなかったので「Utulendsつけてどうやって持ち歩こう?」と悩んでいた所、たまたま家にあった49mmレンズ用のキャップがピッタリだったのでご紹介しておきます。

 

ふつうの真ん中がくぼんでいるタイプのワンタッチキャップではなくて、平べったいレンズキャップです。

裏側がこんな風になっていて、

サイドをぎゅっと押すとロックが外れます。

 

キャップのサイドの出っ張っている部分が、ちょうどUtulendsの凹みにフィットして、ピッタリでした!!
もしキャップに迷っている方がおられたら、このタイプのものを試してみられてください。

Utulends用のレンズキャップも販売されているようですね。

 

Utulendsは…デジタルで味わいのある写真が撮りまくれて楽しい!

レンズにしてはかなり格安なUtulendsだったので、「ホントにおもちゃみたいで見れない写真しか撮れなかったらどうしよう?」と少し思ったりもしていたのですが、杞憂でした!

もちろん写ルンですっぽいチープ感というかおもちゃ感のような、今のデジタル写真とは違う雰囲気はあるのですが、そのおかげで普段イメージできないような絵が出来上がるのでとっても楽しいです!

「写ルンですで枚数気にせず撮ってみたいな」「格安なレンズでちょっと遊んでみたいな」という方にはおすすめしたいと思えるレンズでした。

興味のある方は、チェックしてみてくださいね。