ChatGPTやStable diffusionなどAIが定番化してきたこの頃。
AI画像編集に興味を持ってるけれど、有料プラン申し込みには躊躇してたところ、HitPaw Photo AIの記事作成にお声かけいただいたので、実際に使ってみた感想とおすすめの使い方についてご紹介します。
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HitPaw Photo AIのおすすめの使い方
ここからは私が写真編集や画像編集、画像生成で実際に使いたいなと思ったおすすめの使い方をご紹介します。
古い写真を復元
家の中にある古い写真。データ化してみたものの劣化が激しかったり、色落ちしてしまっていたりしますよね。
また一瞬を撮るために急いで撮ったはいいものの、ピンボケしてしまっていることも。
そんな「こうだったらいいのに」と思う写真が、Photo AIの機能で蘇るかもしれません。
Photo AIの中には、ノイズを除去してくれるものや、白黒写真をカラー化してくれるもの、傷を修復してくれるものなど色々なAIモデルがあります。
今回は画素数が荒く、少しボケてシャープさが無い古い写真をデノイズモデルにかけてみました。

解像度を400%に設定したところ、輪郭がはっきりとしシャープさが出てみやすい写真になりました。


左が元画像、右がAI処理後。
全体的にくっきりと見やすい画像になっています。
質感がわかりやすいように、右下の建物をアップにしてみるとこんな感じ。


細かいところを見るとレンガの質感がもう少し…!と言うところや、窓枠の色味がすこしわざとらしくなってしまっている部分もありますが、後で編集でどうにかできる部分もあるので、ワンタップでここまでできるのは便利だと思います。

色補正のモデルにデノイズ(ノイズを減らす)を追加することもできます。


この処理にすると全体的に彩度が上がって、最近のAI処理されたスマホ写真に近づく印象になりました。
小さい画像を大きくする
もう一つのおすすめの使い方は、画素数の足りない画像を高画素化すること。
外出時に家族の写真や景色の写真を撮ったものの、帰った後にプリントアウトしようと思ったら画素数が足りない!となった時も、Photo AIを使えば後から高画素の画像にすることができます。

例えばスマホアプリで写真のプリントをオーダーしようとすると、画素数が足りないとこんな警告が出てきます。
(低画素数でも警告が出てこない場合もあるので、推奨画素数に達しているかは事前に確認するのがおすすめです)

画素数が足りない画像を解像度を400%に設定してジェネラルモデルで処理してみました。


左が元画像、右がPhoto AI処理後です。

アルバムに入れる画像をまとめて処理するなど枚数が多い時は、全ての画像に同じ設定を適用して一括処理することができるので便利です。

画素数を400%にした画像を同じようにアップロードしてみたところ、左の元画像には警告の「!」が出ているのに対し、右側の高画素化した方には警告が出ていません。

試しに一枚ずつ確認できるページを開いてみても、注意書きが表示されず、しっかり読み込まれています。
印刷するものがある、または大画面に画像を表示させたいなど、画像の画素数を上げる必要がある方におすすめの機能です。
AI画像をさらに綺麗に
高画質化の機能の中で次に気に入ったのは、フェースモデルというモデル。

AI画像を生成していると、「もう少し目が綺麗だったらいいのに」「口が気になる」など少しだけ変えたいときがあります。
そんな時にAI高画質化という機能の中のフェースモデルを使うと、数パターンに修正してもらうことができます。

例えばPhoto AIの画像生成で作ったこの画像。Photographyというメニューを使って実写になるようコマンドを打ったのですが、目元が少しイラストっぽくなっていました。
そこでAI高画質化の中にあるフェースモデルの「柔らかい」に設定して処理したところ、より写真らしく自然な仕上がりになりました。

アニメっぽいイラストでも顔認識できれば修正してくれます。こちらは「柔らかいV2」で出力したもの。(左は元画像)

「鋭い」を選ぶと、線の太いくっきりした仕上がりになります。
同じ画像を同じ処理にかけても、毎回微妙に変わるので気に入るものになるまで何度か試してみるのもいいかもしれません。
AI画像生成

今では定番となったAI画像生成ですが、Photo AIの画像生成はとてもシンプル。
プロンプトを入力して、スタイルを一覧から選び、大きさなどを設定すればすぐに生成してくれます。
試しに、「髪を編んだヘアスタイルのハイネックブラウスを着て正面を向いている女性」というプロンプトで数パターン生成してみました。

こちらはジブリというスタイルを選んだもの。

こちらはディズニーというスタイルのもの。横を向いてしまっていますが、しっかりPixerっぽくなっています。
画像に反映したくないネガティブプロンプトの書き方などを知りたかったので現在問い合わせ中ですが、AI画像生成を試してみたい・始めてみたいという方にはシンプルで使いやすくまとまっていて好印象でした。
画像内のいらないものを削除

予想以上に使い勝手が良さそうだったのが、オブジェクト除去機能。
画像の中のいらない部分を選択すると、その部分を自然になるように新しく生成し直してくれます。

マウスをドラッグして四角い選択範囲で消したいものを囲むと、範囲内のオブジェクトを判別して自動でオブジェクトに沿って囲ってくれます。
わりと広めに適当に選択しても狙ったところを囲ってくれるので、すいすい進めて楽だと思いました。
また思っていたところと違いすぎてペンツールで修正するといったことも必要なかったので、時間がない時に重宝しそうです。


左が元画像、右が削除済みの画像です。人の写り込みが綺麗に消えて、旅行中に撮った写真にぴったりな機能でした。
ワンタッチで背景削除

背景除去機能も予想よりAIが働いてくれていて、使えそうでした。
画像を読み込んだ時点でロードが始まり、AIが自動で切り取る範囲を黄色にハイライトしてくれます。左側にプレビューが出るので、そのままで良ければそのままエクスポートするだけ。
私は普段iPhoneの写真から画像を長押しして背景から切り抜いているので、どちらがいいか比較してみました。

まずはこの写真をPhoto AIで切り抜いてみます。少し右下の髪の間の切り抜きが甘いですが、花びらなどはちゃんと別物として区別してくれたようですし、頭の形も割と上手く切り抜けています。

iPhone でいつも通り長押しして切り抜いてみると、桜の花びらも一緒に切り抜かれていました。

左右に並べてみるとこんな感じ。左がiPhone、右がPhoto AIです。
頭の輪郭に沿った感じや髪の毛の選択などは、Photo AIの方が綺麗に判別してくれていそうだったので、背景から切り抜く時のツールとして使っていきたいなと思いました。
無料お試しで動作を確認できる

Photo AIは有料ソフトですが、無料で動作を確認することができます。

AI自動高画質化・オブジェクト削除・背景削除はプレビューにこの画像のように透かしが入りますが、処理後にどのような画像になるか確認することができます。
透かしのない画像をエクスポートするにはライセンスが必要ですが、ひとまず編集したい画像を読み込んで期待通りの仕事をしてくれそうか判断できるので、購入前に試してみることをおすすめします。

ライセンスは1ヶ月ごと、1年ごと、永久と三種類ありますが、今度あるイベント用の画像だけ作りたい!など短期の場合は1ヶ月のライセンスで十分だと思います。
1年以上使う場合は、サブスクリプションでなく買い切りで将来のアップデートも含まれている製品は少ないので、永久ライセンスがあるのはお得だと思います。
この記事が、古い写真を綺麗にしたいけどどうしたらいいか分からなかった方や、購入前にどんな機能があるか検索している方の参考になれば幸いです。気になった方は、まず無料版でお試ししてみてくださいね。