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AIが身近に使えるようになってから、画像生成や調べ物などで遊びつつ利用している私。
今回はFilmora12 にもChatGPT, AI画像生成機能など、他にも色々なAI機能が追加されたと記事執筆の依頼を頂いたので、実際に試して思ったことを交えながら新機能をご紹介していきます!
Filmora 12とは
FilmoraとはWondershareから出ている初心者でも使いやすい直観的な操作ができる動画編集ソフト。Filmora 12は最新版で、AIを使った機能が多く搭載されています。
これまでは本格的なソフトでしかAIは使えないというイメージでしたが、Filmora 12の登場で動画編集初心者でも気軽にAIツールが試せるようになりました。
では早速、Filmora 12で追加された機能を見ていきましょう!
ChatGPT
対話形式で質問をすれば、それにあった答えを返してくれるAI(人工知能)のChatGPT。
普通ならOpen AIにアカウントを作りサブスクリプションしたり、アプリをインストールする必要があったりしますが、Filmora上では「AIコピーライティング」の機能を選択すればすぐに使用できます。
Filmora上では1日20回まで追加料金なしで使えるので、chatGPTを無料で試してみたいって方はFilmoraユーザーならす気軽に試せるのは嬉しいところ。
Filmoraに問い合せたところ、Filmora 12に搭載されているChatGPTのバージョンは3.52とのこと。(記事執筆時点)
動画のテロップ部分の内容を考えてもらったり、書いてあるシナリオをまとめてもらって枠組みを作ったり、タイトルの候補を考えてもらったりと、動画編集に関わることでもChatGPTを使うと時短になることも多いのでFilmoraの中で使えると便利です。
使い方
私も記事執筆を楽にしてみよう!(あわゆくばFilmoraのレビュー記事をFilmora内で完結させてもらおう)という短絡的な発想で、「Filmora12について紹介してください」と聞いてみました。
すると、
上の画像のようにしっかりした文で回答が来ました。思ったよりもいい感じ!
調子に乗って、AI機能についての記事を依頼してみると…
しばらくロードして頑張ってる感じを出した後、「AIサーバーがクラッシュしました。」との表示が…
私がスマホアプリで普段使っているchatGPTアプリは3.5なのですが、そちらでも一応聞いてみると下のような長い回答が。
一応スマホではクラッシュせずに回答が来たのですが、この差は私のパソコンのスペックがFilmoraを動かすには低すぎることが原因のよう。8GB必要なRAMが4GBしかないPCを使って試しているのでそれが影響している可能性が高いと思われます。 (記事執筆時点でメインが壊れてしまっていて古いサブPCのMicrosoft Surface Pro 2017(4GB RAM)で検証しました)
Filmora 12 に必要な動作環境について詳しく知りたい場合は、以下のリンクを参考にしてください。
その他の質問も、ロード時間がかからずすぐに回答されるものであれば問題なく使え、ロード時間が長くかかるものであればクラッシュする事が多かった感じがしました。
動画編集中にサクッと調べたいものがある時に聞いたり、短い回答で済むように質問内容を調整するなどすると私の環境でも便利に使えそうだと思いました。
AI画像
MidjourneyやStable Diffusionなど、指定したキーワードから絵や写真を生成してくれるAIは、動画作成においても便利なツールです。
Filmoraの画像AIには何のAIが使われているのか問い合せたところ、「AI画像のAIは弊社内で開発したもの」と回答が来ました。
つまり、Filmoraの画像AIはオリジナルということです。
Filmora内で画像を生成できれば、動画内で使う素材を探してダウンロードしたり外注するやりとりを減らしたりすることもできるので、費用の面でも時間の面でも節約することも可能になるかもしれません。
使い方
この記事とは関係ないのですが、別件でカフェで働く女性のイラストがちょうど欲しかったのでAI画像機能にお願いしてみることに。
プロンプトはあまり詳しくないので、とりあえずFilmora内のchatGPTに聞いておすすめのプロンプトを作ってもらってみます。
出してもらったプロンプトをコピべして数秒待つとこんな画像が生成されました。
アニメ風な設定を選んだつもりだけど、かなりリアル…おそらくアニメっぽくするのに必要なプロンプトが足りなかったのかもしれません。
何回かスタイルを変えたりプロンプトを変えたり試行錯誤して出来上がったのがこちら。
体感ではFilmoraの画像AIは、CGIが得意なのかもという気がしました。
もっとプロンプトに詳しくなったらアニメ風イラストにも再挑戦してみたいところです!
欲しい画像に似た画像を生成する方法
ちゃんと当サイト内で使う画像も作ってみようと思い、カメラの写真を作ってみることに。
画像を読み込むとその画像似た画像やそれに使われたプロンプトを表示してくれるサイト(今回はunprompt.aiを使用) があるので、そのサイトに上の写真を読み込んでみました。
すると似たような画像が一覧で表示されるので、その中からイメージに近いこちらの画像をクリックして、ここで表示されたプロンプトをコピーします。
コピーしてきたプロンプトをFilmora内のAI画像生成画面にペーストして出来た画像がこちら。
割とイメージ通りですが、ファインダーのところの形状が気になったので、カメラ名を「Leica IIIf」に指定して再生成してみました。
そこで出来上がったのがこんな感じの画像。
細かいところを見ると、ファインダーの横の角度とかレンズの周りの文字とか不思議な部分はあるのですが、イメージ画像として動画や記事の中に入れるには十分使えそうな仕上がりだと思いました。
出来上がった画像はダウンロードボタンを押すとプロジェクトメディアに追加されるので、すぐ編集してる動画内に放り込めて便利でした。
スマートカットアウト
ここからはchatGPTやAI画像ほど注目されてないかもしれないけど、動画編集にめちゃくちゃ便利そうだと思った機能を紹介していきます。
1つ目がスマートカットアウト。一言で言うと、切り抜きが簡単にできる機能です。
上のような画像も3秒くらいで切り抜けちゃいますし、びっくりしたのが動画内で動いてる場面でも1度切り抜けば後は細かい修正で大丈夫なこと!
動画内やサムネイルなどで背景を消したかったり、モザイクをかけたり、エフェクトと併用したかったり、と切り抜きたい場面はよく出てくると思うので、使いこなせたらかなり効率が上がると思います。
使い方
まずは画面右上にある「ビデオ」の項目から「スマートカットアウト」のボタンをオンにして、緑のアイコン「クリックしてスマートカットアウトを開始」をクリックします。
すると編集画面に入り、右側にチュートリアルが出てくるので、それと同じように左側の画面で切り抜きたい部分をハイライトします。
こんな感じでペンツールでハイライトすると自動でその周りで切り抜く範囲を推測してくれるので、簡単だと思いました。
ここではゆっくりやってますが、実際はもっと早く作業してます。
ハイライトがきちんと出来ているかを確認するために、右上の「プレビューモード」という所で背景を黒に切りかえてみます。
ここで大丈夫そうなら、右側の「クリックしてスマートカットアウトを開始」を押します。
しばらく待つと、切り抜かれた表示が動画で確認できるようになるので、ちゃんと切り抜かれているかの確認をしていきます。
下の再生ボタンを押して確認していると、少し進んだところで左手の左上に白いものが残っていました。範囲外に指定したいので消しゴムで消します。
全てのコマを修正する必要はなく、範囲がズレ始めているコマを修正すればそこからトラッキングを修正してくれているようです。
他の部分も範囲が多すぎたり少なすぎたりしないか確認して、しばらく再生して大丈夫そうなら、改めて「クリックしてスマートカットアウトを開始」を押すと新たな範囲が反映されます。
この時の待ち時間が結構長いので、できるだけ上手く切り抜けていないコマを見つけたらそこをもれなく修正するようにすると、効率よく進められると思います。
せっかくなので以前作った動画をスマートカットアウトで背景を変更した場合を元動画と比べてみたので置いておきます。(※音声が出るので音量注意)
元々ボケが多めだったので普通に切り取るのも大変だと思うのですが、ざっくり指定してほぼ細かく直さなかったのに、思いのほか違和感の無い切り抜きができたと思います。
無音検出
無音検出は動画内で無音になっている部分を自動で検出してカットできる機能。
動画の時間を短くするためやテンポ感を良くするために必須作業なんですが、これを一つ一つ手作業でやるのはなかなか時間がかかるので困っていました。
これをAIに任せてオートでできると、作業効率がかなり上がりそうで期待できます!
使い方
まずは無音検出したい動画の上で右クリックをし、出てきたメニューの中から「無音検出」を選択します
すると、右側にパラメーターと「スタート」というボタンが出てくるので、表示されているチュートリアルの通りにスタートを押してみます。
先程のパラメーターのままだと無音検出された部分が少なかったので、パラメーターを少し変えるとこんな感じで無音部分が取り除かれた後の波形が表示されます。
確認してみて良さそうだったら、「タイムラインにエキスポートする」を押します。
するとこんな風にタイムラインに無音部分を削除したクリップが編集画面に挿入されます。
上の列が無音検出する前のオリジナル動画、下の列が無音検出後の動画ですが、元々10分ほどあった動画が9分半になり、30秒ほど短くすることができました。
元々の動画も手動でできるだけカットしていたはずだったので、こんなに時間が削減できるとは驚きました!
動画編集時には必須になりそうだと思った機能でした。
自動字幕起こし
自動字幕起こしとは、その名の通り、動画内の音声を自動で識別して文字起こしをしてくれる機能です。
細かくテロップが入れたい時やフルで字幕をつけたい時って、文字起こしが面倒で諦めてしまうことも多いんですが、自動でやってくれるなら!と期待がふくらみます。
使い方
文字起こしをしたいクリップの上で右クリックをして、出てきたメニューの中から「自動字幕起こし」を押します。
すると自動で字幕作成が始まります。
少し待つと、編集画面に「シーケンス01」というテキストが追加されました。
聞いてみたところ、少し字幕のミスがあったので、テキストトラックの上で右クリック→「高度編集」から、字幕編集の画面に入ります。
すると、こんなふうに右側に字幕の文字、下にそれぞれの表示されている時間が出ています。
右側の字幕の文字が表示されている中で、修正したい文字列があるところをクリックするとテキストが入力できるようになるので、ここで修正します。
私の場合はサイト名の「PicSta」が「ゲスト」になっていたので、打ち込み直しました。
表示させる時間も文字列の左側の数字部分をクリックして数字を入力するか、プレビュー下の紫の部分をドラッグすることで調整できます。
字幕のフォントやサイズ、位置も調整できるので、今回は背景をつけてみました。
右上の「カスタマイズ」の中の「バックグラウンド」をオンにすると字幕の後ろに背景を付けることができます。
透明度も変えられるので、元々の明るさに合わせて調整すると良さそうです。
字幕起こしは正直手直しが多くかかるかな?と思いましたが、実際に使ってみると思ったより正確に文字起こししてくれて手直しも少なくて済みそうだったので、今後も使っていこうと思いました。
テキスト読み上げ
tiktokやYouTubeショート、ゆっくり実況などでもよく使われる読み上げ機能。
普通に導入しようとするとAI音声を探したり、読み上げソフトが別に必要など少し敷居が高いんですよね。
それが動画編集ソフト内でできるとすればかなり楽だし試してみてもいいかも!
使い方
ということで、期待をしつつ試してみました。
先ほど生成してもらった字幕を読み上げて欲しいので、その上で右クリック→「テキスト読み上げ」を選択します。
すると読み上げをしてもらう声や速度など調整ができるので、好みの設定にしたら「OK」を押します。(今回はどんなものか基本的なものを試したかったのでボイスはAnnaで、その他のパラメーターも変更していません)
しばらくすると編集画面に生成された音声が挿入されます。
出来上がりはこんな感じ。無音検出・自動字幕起こし・テキスト読み上げを使って既存の動画を読み上げてもらいました。(※音声が出るので音量注意)
このくらいの作業なら全体でも10分くらいでパパっとできてしまったことに驚きました!
オーディオストレッチ
オーディオストレッチとは、指定した長さになるよう音源をAIが自動で調整してくれる機能。
BGMがちょっと短い…!とかちょっと長い!って動画編集のあるあるだと思います。
それをこの機能で解決できるとなれば、実は1番くらいに使用頻度が高くなるんじゃないかなと思っています。
使い方
まずはタイムラインの左上にある、カーソルのマークをクリックしてマウス状態をオーディオストレッチに切り替えます。
その状態で調整したい音源をドラッグします。今回は伸ばしたいので音源の最後の部分を掴んで右側にドラッグ。
すると、新しい部分が自動で生成されて、ドラッグした部分まで曲が引き伸ばされました。
引き伸ばした部分の音量が上がっていたので、右側のメニューから「オートノーマライズ」をオンにして元の音源との差を少し減らしました。
実際にどんな感じになっているのか動画にしてみました。
元々の曲の終わり部分を最初に流して、次にオーディオストレッチをした部分がどうなるのかをまとめています。(※音声が出るので音量注意)
Filmora 12のAI機能は予想以上に使いやすかった!
- ChatGPT
- AI画像
- スマートカットアウト
- 無音検出
- 自動字幕起こし
- テキスト読み上げ
- オーディオストレッチ
新しいソフトの機能をレビューする時「もう少し安定してくたらなぁ」と思うことがあるんですが、Filmora 12のAI機能は全体的に予想以上に直感的に簡単に使えたと思いました。
予想以上すぎて、「え、こんなに使えていいの?」となってしまったと言うのが正直なところです。
あえて懸念点を言うなら、chatGPTがクラッシュしてしまったことくらいでしょうか?それも私が試したPCがMicrosoft Surface Pro 2017(4GB RAM)という環境的にスペックが足りていないもの(8GB必要なRAMが4GBしかない)なので、懸念点とも言えないかもしれません。むしろ普段YouTubeでもカクつくスペックなのに、この記事を書くために普通に動画編集できたFilmora 12がすごいと思います。
PRだとしても、いつも製品についての感想は率直に書くと決めていて今回もそれは変わらずなのですが、この記事だけを見ると褒めすぎな気がしてしまいますね(笑)
ChatGPTやAI画像もありますが、私的にはFilmora 12には無音検出や自動字幕起こしなど、かゆいとこに手が届く機能が充実しているので、面倒でなかなか動画編集気が乗らないよって方でも動画編集のハードルがかなり下がるんじゃないかなと予想しています。
「AI使って楽に動画編集してみたい、だけど高価な編集ソフトを試すにはまだ…」という方の足がかりにもなりますし、「イベントなどで動画編集頼まれたけど時間が無い」という初心者の方もAI機能を便利に使えば時短になると思います。
Filmora 12は無料版でも試せるので、気になった方は試してみてください。
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